千葉市 春高バレー千葉県代表決定戦10日に開幕
「春の高校バレー」(春高バレー)の愛称で熱戦が繰り広げられる第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会(来年1月)への出場権をかけた千葉県の代表決定戦(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)が10、11の両日、千葉市稲毛区の県総合スポーツセンターで行われる。10日は午前9時半から、男女ともに予選を勝ち抜いた強豪8校が激突。男女決勝は11日に行われ、県代表が決まる。
■■男子
春高11年連続出場の習志野に、実力校が挑む構図。中でも7月の全国高校総体に習志野とともに出場した市船橋はエースの佐藤や飯田らの高さとキレのあるスパイクを武器に打倒・習志野に闘志を燃やす。
東海大市原望洋、八千代、千葉商大付、幕張総合は下級生中心のチームで、大化けが期待できる。特に八千代と幕張総合は5月の関東高校大会で県予選ベスト4入りを果たしており、今大会でも上位進出を狙っている。
スター選手の活躍にも注目が集まる。習志野のアタッカー鈴木は、全国高校総体で優秀選手に選ばれた。市船橋の2年生中谷は195センチの長身で、6~7月のアジアユース男子選手権大会に全日本メンバーとして出場した。
■■女子
全国高校総体県予選を制した市船橋が優勝候補の最右翼。2月に発足した新チームはレフト、センター、ライトどこからでも点が取れる多彩な攻撃が武器で、県内大会で失ったセットは0と圧倒的な強さを誇る。
市船橋を追うのは、全国高校総体県予選準優勝の敬愛学園と、3位の柏井。敬愛学園は1年生から活躍する2年生エースの佐藤らが柱の若いチームで、前回覇者の柏井は春高経験者の大型センター村松、間野を擁し、粘り強いコンビバレーで2年連続の春高出場を狙う。
市柏や植草学園大付などの県代表決定戦常連校はもちろん、同決定戦初出場となる袖ケ浦、翔凜、二松学舎柏の戦いぶりにも注目が集まる。